メモリーカードとメモ帳ブログ

デラシ・ねこフィルターを通して見た世界。

スーパーの恩人

たまにスーパーに行くと、「私のお母さんですか?」ってくらい慈愛に満ちた笑顔の方がレジをしてくださる。だから並んでいて、「あ、もしかしてあの人!」と気付くとめっちゃ嬉しい。

ドッペルゲンガーはこの世に三人いると言われていますが、同様に、人間のふりをした女神は少なくとも私の(広い意味での)生活圏内に10人はいると思います。(まだ半数以上は会っていないと見積もって。無意味な希望を込めて)



本当に、たまーに、まったく別の場所でも似たような女神に遭遇することがあります。視野が狭く、人の顔を覚えるのが苦手な私はその度に忘れてしまうのですが、いつも空気感というか、雰囲気でわかるのです。

優しさというよりも、全てを受け止めてくれるような感じ。本当に不思議な体験。


話は逸れますが、私は今までの人生を振り返ると、女性に助けられることが結構ありまして。

だからいつかは女性の役に立つようなことができたらいいなと考えつつ、遠い夢のまた夢ではありますが、何らかの形で実現したいと思っております。



できることならば、それだけじゃなくて今まで私に親切にしてくださった、お世話になった沢山の方々にも、恩返しをしたい...


私は今後の人生を今までの感謝のために捧げてもいいくらい、沢山の人に助けられているのに、現実はうまくいかない。


感謝の気持ちは心に留めているだけじゃ、何もできていないのと同じだと思うから、言葉にして、形に出来たらいいなあ。

強制はしたくないけど

みなさんは散歩好きですか?(質問から入るのはこのまま定番化するのかしないのか…)

私は散歩が好きで、外出をするときは意識的に歩くようにしています。



この日も予定を詰め込みに詰め込み、美術館や小さな特別展をはしごしたり、駅の反対口のカフェに寄ったりと歩きまくっていました。もちろんスニーカーを履いていても、午後には足の疲れを感じる。

そんな時、つい甘いものが食べたくなるんです。


甘いものを求めて彷徨っていたところに、見慣れた小さな複合施設の一階の、道沿いにあるアイス屋さん。

アイス一択だ!とお店に入り、何を頼もうか迷っていると、優しく対応してくださる店員さん。
季節限定のアイスの紹介があったり、質問にも丁寧に答えてくださる。

そしてアイスを渡してもらう時の笑顔。もうすでに足の疲れがなくなったように感じる程の笑顔。



忙しない歩道と、その先の道路をぼーっと眺めながら食べるアイスはどれも美味しかった。店員さんおすすめの期間限定ベリーアイスは、定番化してほしいくらい好きな味だった。





本当は、海外のように必要最低限の事務的なやり取りだけで十分だと思っている。私は自分をお客「様」だと思っていない。
でも、こうして疲れ果てた人間がお店に入った時に、天国かのように優しく迎え入れられ、対応してもらえるとやっぱり嬉しいと感じてしまうし、それだけで吹き飛ぶ疲れもある。


だから私は、せめて迷惑にならない、不快に思われない人間であろうと心がけております。できているかはわからんが!

それにしても本当に素敵なお店だったので、店員さんに渡されたアンケートはもちろん回答しましたし、ちゃっかりアプリもダウンロードしました。
無力な一個人は、こういうことしかできないからね。

ファンサとかじゃなくて

みなさんはビッグサンダー・マウンテンで手を振りますか?

 

私は手を振ります。

イメージしにくい方でもし興味のある方は、調べてみてください。(なんて調べればいいんだろう…「ビッグサンダー 手を振る 場所」とかかな。詳しい方のを見たほうがわかりやすいはず)

 

いつから定番になったのか、記憶をたどっても全く思い出せませんが、並んでいる時も、乗った時も、なんか手を振るようになっていました。もちろん手を振った先は、お互いに知らない人同士。

 

でもなんか、それが魔法というか、ちょっとした温かさというか、「ここに来たなー」と感じる瞬間でもあって。好きなんです。

 

 

さてここからが本題で、全く別の遊園地に行った時のこと。

 

小学生の子とその親、その他大人二人の四人で、夜の限られた短い時間の中遊園地を回っていました。(夜だけ入場できる、みたいなそういうイベントがあったんです)

 

稼働しているアトラクションは、どれもイルミネーションで明るく照らし出されており、昔からある遊園地だけど変わらず子どもたちが楽しめる場所でい続けてくれていることに、なんだか嬉しさと感謝の気持ちがじんわりと湧いてきました。

(子どもたちが、と書きましたが、大人でも結構楽しめました。侮ってはいけない、あの乗り物たちのスピード)

 

速さに驚く乗り物だけでなく、いろんなアトラクションを満遍なく楽しむため、私たちは可愛い世界観の中の動物たちを転々と巡る、小さなアトラクションに乗りました。

 

親子二人は先に一つの乗り物に乗って出発し、その他大人二人(うち一人は私)は後発の乗り物で追いかけていく。(もちろん追いつかない)

 

追いつきはしないものの、途中動物たちの間を移動するタイミングで前のグループの乗り物が見えることがあり、私たちは親子を見つけて手を振りました。すると向こうも気付いて手を振り返してくれる。

 

さらに進んでいき、可愛い動物たちを見逃すまいとあたりを眺めていると、ふと少し遠くの小学生くらいの女の子と目が合いました。

おそらく、私たちの後ろに並んでいたであろう女の子二人を乗せた乗り物が、ちょうどお互いに垣間見えるところまで進んでいたのでしょう。

 

見ると女の子はこちらに向かって手を振ってくれている。後ろを振り向いても誰もいないということは、私たちに手を振ってくれているんだ!なんて可愛いんだ。

 

私たちに、とわかってからは、「可愛い!!えめっちゃ可愛いんだけど!!やばい可愛い!!」とギャルみたいなリアクションで手をぶんぶん振り返しました。怖がられていないことを願う。でもそれくらい嬉しかった。

 

 

女の子たちが乗り場から、手を振りあっている私たちを見ていたのかはわからないけど、やっぱりこういうのって嬉しいな~と思ったのでした。

そこで既視感?デジャヴ?を感じて冒頭のビッグサンダーに至るわけです。

 

小学生くらいの子と接する機会ってあんまりないけど、思いがけずほっこりした出来事でした。