メモリーカードとメモ帳ブログ

デラシ・ねこフィルターを通して見た世界。

物の怪(もののけ)について学んだら

大学には、面白い授業*1がたくさんありました。

そのため、受講したい授業が同じ曜日の同じ時間に3つも重なっていたりして、履修登録でうなされるときもありました。
早速話は逸れますが、やり場のない、言葉に出来ない何らかの感情を少しでも軽減するために唸ることがあります。犬になったつもりで唸ると良いです、もちろん人がいないところで。


受けて良かった授業の一つに、日本古典文学の授業がありました。
その時のテーマの一つが物の怪。

ざっくりした記憶では、物の怪は正体を見破られると姿を消す、といった内容でした。

この授業のおかげなのかは不明ですが、それまで度々悩まされていた金縛りが以降パタリと消える出来事がありました。


さいころから仰向けに寝るとたまに金縛りになることがあって、それが嫌で意識的に横向きで寝るようにすることもありました。

金縛りの時は、いつも体が動かないのに加えて呼吸もできなくなるような感じでした。
あと目が開いているようで開いてなくて、できていると思っていることができていない。全部自分の目で見ているようで、いつもの景色を夢に見ていただけ、とか。ずっと苦しいって感じ。

それが消えたのが大学生のある日。朝私の部屋に入ってきた人は、面白い恰好をしていました。
近づいてくることはなく、ドアから数歩進んだところからこちらを見ていました。

私には、高校の学年色だった緑色のジャージのズボンをターバンのように頭に巻き、体はバスローブ?バスタオル?姿だったように見えました。
顔はよく見えませんでした。
しかし、寝ぼけていた私は、普段からひょうきんな母がやってきたのだと思いました。実際に目は開いていたかわかりませんが、私はその姿を見てめっちゃ笑っていました。笑いすぎて、呼吸が苦しいくらいでした。

すると、その面白い人はトボトボと部屋から出て行ってしまいました。私が笑いすぎて気を悪くしたのだと思い、ごめんて!と引き留めようとしてもやはり笑いすぎて言葉が出てこない、苦しい。

私の部屋の構造とベッドの位置関係的に、横になっているとドアが見えないのです。もしドアが見えていたら、その人はどうやってこの部屋に出入りしていたか見えたのに。それで気づくことがあったかもしれない。

そしてこの出来事があってから、金縛りは今日までぱったりとなくなりました。

霊感はないし、疲れが影響して金縛りになると聞いたこともあったので霊的なものだとは思っていませんでした。ましてや物の怪方式で解決するとは。



どんなことでも、気持ちの問題って大きいのかもという話。

*1:授業って言っちゃうけど、正確に言うと講義か?教授も先生って言っちゃう。レジュメはレジュメ。レジュメレジュメレジュメ(言いたいだけ)